作詞作曲：穂末（水鏡P）
歌：鏡音リン＆鏡音レン

世界が生まれる前、光と闇はひとつだった。世界に生まれる前、彼らはひとつだった――。





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＊＊＊歌詞＊＊＊

滅びゆく世界に響くすべての雑音をかき消すように　壊れた時の歯車まわして唄いつづけよ

その昔　人は罪を犯し神に見放された　とうに太陽は沈み　世界はいずれ滅びゆくさだめ
太陽のない世界で光を喚ぶために　昼が続く限り私は唄いつづける

閉じ込められ生きて世界なんて見えない　それでも夢の中届いた悲しい唄を癒せるように

光よ今つつみこめ　名前も姿も知らない世界のすべて
果てない時の彼方に優しさがあると信じて　私は唄いつづける


月も星も消えた夜は静かに昼と混じりゆく　神のいない世界では人柱が時を動かす
暁も黄昏も消えて　昼夜の境界は混ざることのないふたつの歌声に託された

寝静まった世界で生命（いのち）すらも知らない　それでも夢の中響いた清らかな唄を守るために

闇よここに留まれ　名前も姿も知らないあの人のため
光と出逢えなくともいつか届くと信じて　僕は唄いつづける


光に唄い闇に唄い　互い違いに願う　夢の中まだ見ぬ誰かの歌声に届くように……

神は世界のはじまりに光と闇を分けた　それが混ざれば世界は終わる　ふたりが出逢ってしまったら……
滅びゆく世界抱（いだ）いて永久（とわ）に唄いつづけよ　命の限り　同じ魂から分かれたふたりにしか出来ぬこと
光と闇をまわして